参拝者が略式の禊ぎをするために手を洗い身を清めるための施設。
元は伊勢神宮の五十鈴川のように、自然の川や湧き水を利用していたが、後に手水舎の形式が定着。
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息栖神社/茨城 |
手水舎・手水屋【ちょうずや】
手水所(ちょうずどころ)・水盤舎(すいばんしゃ)・水屋(みずや)・水屋形(みずやかた)などとも呼ばれる。
四隅の柱がやや内側に傾いた構造(四方転び)で、四方は吹き放ち。
屋根は切妻や、入母屋が多い。瓦、銅、桧皮葺、茅葺きなど。
あまり古いものは現存していないとか。
水盤・手水鉢
手水をためておく鉢。
石造、自然石を用いたものなどが多い。
古いものだと、当麻寺の1,331年在銘のものがある。
水口
水の出口。
龍神が水の神様ということから、龍の口から水が流れ出るものが多い。
他に、その神社の眷属や、獅子、蛇など工夫が凝らされたもの、石、竹、水道の蛇口など多彩。
手水舎の作法
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中之岳神社/群馬 |
2.左手に柄杓を持ち替えて、右手をすすいで清める
3.右手に柄杓を持ち替えて、左手に水を受けて口をすすぐ
4.再度、左手をすすぐ
5.最後に柄杓を立てて、持ち手をすすぐ
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