2016年2月26日金曜日

高崎と富岡辺りをぶらり(群馬)

所用で高崎へ行ったので、ついでにぶらりしてきました〜。

まずは、高崎のかんのんさまへ。
本当は慈限院 白衣大観音っていうんですね。
慈限院は元は高野山金剛峰寺の塔頭の一つで、1941年(昭和41年)に別格本山として移転されたんだとか。

かんのんさまは、41.8mあるそうです。
中も入れて上まで行けるんです。さながら展望台のようで眺めはたいへんよいのですが、今回はパス。
境内は桜の時期とか良いとの噂なので、またそのうち行こう。

続いて少林山達磨寺
寺名の通り、達磨で有名な。
張り子の縁起だるまはこの寺から生まれたらしい。


本堂(霊符堂)の立派な鰐口。

達磨堂の中には、達磨のコレクションが所狭しと並べられていた!

雪が残る静かな境内に赤い達磨がはえるね。
高台にあるから眺めもいいし、境内は見所も多く、手入れが行き届いた、清々しいお寺でした〜。
納経しないと御朱印がいただけないとの事なので、またそのうち行こうと思います!
写経もしたいし!

続いて、ちょっと移動して妙義神社へ。

 やっほほーい!
とっても天気が良くて、榛名山も赤城山もよく見えた。
妙義山の麓にあります。
ちなみに、私は上毛三山で妙義山が好きです。ゴツゴツしててカッコイイ!


祭神は日本武尊、豊受大神、菅原道真公、権大納言長親卿。
まだ雪に埋もれておりました。
そして、雪のため?この階段の下までしか入れなかった。
この上に重要文化財の唐門とか本殿や拝殿があるのに〜。

妙義山の山肌をしばし移動すると、中之嶽神社があります。


日本一の大黒様がどどーんと金ぴかに鎮座しております。
なかなかのインパクト!

 正面に大黒神社。

石段を上がると中之嶽神社の拝殿があります。
なかなか急な階段で雪も残っていて足下が不安だったので、下から眺めました。
祭神は日本武尊。
本殿は無く、妙義山の轟岩をご神体とする巨岩信仰の神社だそうです。

絵馬のかわり?かわいい。

最後に、富岡の貫前神社
上野国の一之宮。祭神は軽津主命、姫大神。

なかなか珍しい、下り宮。
総門をくぐると、石段を下った先に社殿があるのです。

拝殿と本殿。
本殿、拝殿、楼門、回廊は、1635年徳川家光による造営で、重要文化財。
あ〜、確かに徳川っぽいよね。 この極彩色のゴテゴテ感。


今回の手水舎
慈限院達磨寺妙義神社中之嶽神社貫前神社

貫前神社(群馬県富岡市)

手水舎…木造、入母屋造り
水口…無し
水盤…加工石(四角形、1698年)
オススメ度 ★★★☆☆

上野国一之宮の貫前神社。
社殿と同じ朱塗りの堂々たる風格です!
水盤はやや小さめだったけど。
何か長々と銘も刻まれていましたよ。元禄十一年(西暦1698年)と池田新兵衛重富なる名前しかわかりませんでした…。







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中之嶽神社(群馬県下仁田町)

手水舎…木造、切妻造り
水口…龍?
水盤…加工石(四角形)
オススメ度 ★☆☆☆☆

かなり新しそうな、いたってベーシックなタイプです。
水口が龍と思いきや、龍に巻き付けたホース!冬だからかな?





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妙義神社(群馬県富岡市)

手水舎…木造、切妻造り
水口…竹風のプラスチック
水盤…加工石(四角形)
オススメ度 ★★★☆☆

むくり屋根がまるっとしててかわいらしいです。
かなり年期の入った水盤と、それを囲む砂利と石敷は遺跡のよう。味があってよいなぁ。





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達磨寺(群馬県高崎市)

手水舎…木造、切妻造り
水口…竹
水盤…加工石(四角形)
オススメ度 ★★★☆☆

苔むした水盤と青々とした竹のコントラストが美しい!
銘が彫ってあったんだけど、写真撮り忘れた…。




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慈眼院(群馬県高崎市)

手水舎…コンクリート(?)、切妻造り
水口…石?
水盤…加工石(四角形)
オススメ度 ★☆☆☆☆

高崎の観音様のお寺です。
割と人の出入りがあるようだったのに、誰も手水舎には見向きもしていませんでした…。
そもそも水が出ていない…!
冬だからこの状態なのでしょうか?年中なのでしょうか?




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2016年2月21日日曜日

西大寺(奈良県奈良市)

手水舎…木造、切妻造り
水口…龍
水盤…自然石
オススメ度 ★★☆☆☆

一度は寂れたとは言え、西大寺のような大きくて歴史ある立派なお寺なのにね。
このシンプルさが逆に謙虚で親しみやすさを感じる。



赤城神社(群馬県前橋市)

手水舎…木造、切妻造り
水口…龍
水盤…自然石
オススメ度 ★★★☆☆

赤城山の山頂の赤城神社。
大沼が見渡せる好ロケーション!
社殿と同じ朱塗りが鮮やかで、景色に映えますね。








拝殿の脇に使用されてない古い手水舎もありました。



吉野水分神社(奈良県吉野町)

手水舎…木造、切妻屋根
水口…竹の龍
水盤…木製(樽)
オススメ度 ★★★★☆

手水舎に注目する切っ掛けにもなった、珍しき樽の水盤!
素朴で質素なんだけど、味があって好き。




2016年2月16日火曜日

神内神社(三重県紀宝町)

手水舎…不明
水口…龍
水盤…自然石
オススメ度 ★★★☆☆

別名子安神社。
岩壁をご神体とし、周囲も岩に囲まれてます。
手水舎も大きな岩の下に同じ種類と思われる岩で造られた水盤を設けたものでした。


東大寺・二月堂(奈良県奈良市)

二月堂には3ヶ所に手水舎があります。

1.登り口
手水舎…露天
水口…龍
水盤…加工石(四角形)
オススメ度 ★★☆☆☆

南側の階段下にあるもの。
信徒さんから奉納されたシンプルなタイプ。
上の黒板?がいつも変わっていて好き。



2.お堂南側
手水屋…木造、切妻造り
水口…石
水盤…銅
オススメ度 ★★★★★

素晴らしく見事な手水舎。
建物は唐破風付きの立派な屋根を構えた造りで、彫刻も素晴らしい。だんじりを多く手がけた名匠、相野徳兵衛直信が手がけたものだそうで、東大寺初代住職良弁の生涯を描いてあるんだそうです。
天井には、格天井で方位盤がしつらえてあります。これも珍しい。
水盤は銅製で、龍が巻き付いた大きいものです。

手水舎

天井

水口・水盤

3.お堂北側
手水舎…露天
水口…石と竹
水盤…加工石(四角形)
オススメ度 ★★★★★

2つの水盤と灯籠と苔とが相まって、何とも言えぬ澄んだ趣きを醸し出してませんか。
二段に流れ落ちる様も美しい。